前山A46号墳

直径27mの前山A地区最大の円墳。6世紀中葉の築造。
大正期の「岩橋千塚第一期調査」では石室入口の墓道付近で須恵器と陶質土器の蓋破片が出土した。
その後、墳丘上から印花文(いんかもん)の施された新羅系陶質土器の有蓋高杯が採集されている。
埋葬施設は岩橋型横穴式石室で、玄室は長さ3.3m、幅2.1m、高さ3.2m。
石棚1枚と石梁4本が懸架され、石梁の数は天王塚古墳に次ぐ多さである。
玄門には化粧石(けしょういし)が立てられる。
羨門(せんもん)は、床に板石が据えられ、側壁上部には板石が懸架される。
前方後円墳に匹敵する石室規模をもつ。



前山A46号墳


前山A32号墳石室


前山A46号墳 石棚と石梁



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